Carpe Diem

Think good thought.

勉強

 

 勉強はした方がいいですよ。勉強に集中してください。留学中にホームシックになった人へのアドバイスでそう書いてあった。「勉強に集中してください」。何のために勉強するのか。留学でもそうでなくても、生きてく上で勉強するのはなぜか。そんなに深い問題でもないし何となく考えることだろう。もちろん時間をかけたりいろんな人と話したり専門家の知識を学んでみたり論じてみることは可能だろう。けどまずそれよりも、自分は何のために勉強しているのか考えたことはあるだろうか。そして、それが誰のためとかではなくて、自分にともって最も重要なことなのだ、当たり前ではあるが。

 勉強が好きで勉強をする人ももちろんいるのだと思う。学んでいく家庭、学んでいること、それらを分析したり統合したりして新たなまとめをつくったり分類していくこと。ある人は新たなものを作り出すだろうし、ある人は自分なりの新たな視点を得るのだろう。後半の方は自分としては創造と捉えているので勉強とは少し異なると考えている。勉強はどちらかと言うと、それらの創造の前の段階というか手段であり獲得でしかないというようなイメージを持っている。だから勉強をしていてもそれは勉強でしかないし、勉強が好きな人は勉強することが好きな人ではないかと思ったりしている。

 なぜ勉強をするのか、それは何かをするためであり、勉強はその手段だと思う。なぜ勉強をするのかは、好きなことをやるため実現させるためであると思う。そのために学ぶのであり、学ぶことでまた多くのことを実現させたり創造できるのではないか。ここで書いているような獲得と創造、もしくは手段と言ったような明確な区別は存在しないかもしれない。すべてが統一されていてそれぞれが家庭として捉えられるのかもしれない。

 やりたいことをするために勉強をしている。もしそうだとしたら、やりたくないことをするために勉強しないといけないということはおかしいのではないか。そう考えるのが普通である。それは正しいだろう。何もやりたくないことをやる必要は本当に実際のところそれほどない。やりたいことを実現させたいから学んでいるのだ。だから、勉強をした方がいい、とりあえず勉強をしろというのはかなり盲目的で大きなものを失う可能性にも直面しているのではないか。もちろん、興味がなかったものでも学んでいくことで可能性が拡大していくことも当たり前であり、それをつぶすのも良くないかもしれないが。