Carpe Diem

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無印、ユニクロのブランド力

 

 香港にもいくつか無印良品があった。凄いと思った。単純に。そして、ブランド力があると感じた。様々な企業が海外進出している今、そんなに難しいことではないのかもしれないけど、それなりにしっかりと人を引きつけるものや仕組みが備わっているということであろう。香港ではユニクロがあるところに一緒に存在していたイメージが強い。空港にも旅行用品を扱った店舗があったように感じる。ユニクロは本当にアメリカに行ってから好きになってしまった。今ではアメリカでもオンラインショッピングが出来るし店舗まで行く必要もなくなってきたと思うが実店舗は当時貴重な存在だった。銀座にあるユニクロもそうであるのだが、インパクトが強い。ニューヨークの五番街のあの位置に堂々とお店がある。店に入ると長いエスカレーターが目の前に現れる。その両隣には無数のマネキンや服の展示。驚かされる。高級なブランドの品物が一点だけショーウインドーに綺麗に展示されているのとは違った種類の圧倒感を得られる。規模が大きくて何しろカラフルなのだ。あの場所に日本企業が、と思うと本当に感動したものだ。そして、MoMaのスポンサーもしていたはずだから特に関心した。場所の利というか、責任と言うか。とにかくそこにユニクロが存在する意義は大きかった。

 統一したイメージが必要である。そして何かしら身近に感じる要素が大切なのではないか。ユニクロはとにかくカラフルであった。服の色にバラエティがあるだけでなく展示、そして店舗そのものがカラフルであったし見た目の印象が強い。白でさえもカラフルの一部で十分に映えていたし他のものを美しく映し出していた。無印に関しては木のイメージがある。木目調のイメージがすぐに浮かんでくる。適切な形容を見つけることが出来ないがシックと言うか洗練された落ち着いたイメージがある。落ち着くシンプルさあそこにはある。中国や台湾、香港では無印という表記も短さを覚えるきっかけにはなるのかもしれない。ユニクロも今回の全米オープンの一見でさらに身近になったのではないだろうか。

 カラフルとシンプルさ、特徴は違えど何か統一感があり、親しみを持てる。いつも見て感じていたのはその統一感が多くの人に受け入れられているということ。香港の店舗の場合は地元の人だけでなく、欧米からの観光客にも受けていた。何がそんなに人を惹き付けるのだろう。ブランド力とは何なのであろうか。