Carpe Diem

Think good thought.

斜め上へ

 

 どうやって生きていくかについて少し。環境についての話。実体験に基づくもので今日電車に乗っていたらすっきりした。

 どこを目指して生きていくと良いのか。少なくとも自分にとっては斜め上だと思う。その時のイメージは左上。そっちに徐々に挑んでいくことによって全体的に楽しくなっていくし成長していくと思う。

 まず縦軸。いろんな制約がある。そしてこれまでのいろんな結果がある。自分で望んだものもあれば望まないものも。手に入れた確信を伴うかもしれないし、誰かから無理矢理押し付けられた場合もある。縦軸は学歴とか、履歴書いかけるようなはっきりしたものだろうか。これまで自分がしてきたこと。それに対してどう感じたというのも重要なのだが、ここではそれより記録に残ること。履歴書にはここでこのような経験を得て、そこからこう学び、ここを克服して貢献しましたとまでは書かない。そう、職業や学業の経歴と言った方が正確なのかもしれない。幼稚園、保育園、小学校、中学校、高校に大学。大学院に行ったかもしれないし、専門学校から就職したのかもしれない。そして資格も含まれる。自分が持っている技術とそれを証明するもの。それはものすごくローカルな物もあれば、世界のどこに行っても第一線で通用するものまで幅広い。資格には書けなくても、技術を持っていたら話ぐらいはできるかもしれない。人間性というのはちょっと表しにくい。それでいて、しっかり紙の上には現れていると思う。所属していた団体などから付き合っていた人たちもわかるだろうし、いい話も悪い話も結局どこかからか伝わる。紙に書いてあることに影響していないわけではない。歳をとったり、一つ一つ選択を重ねたり進路を選択していく時点で自分に対して可能性や失望を感じることがある。だれでもあるだろう。その時振り返ってみて変えられないもの。そこもこの縦軸の基準になる。簡単に言ってしまったら過去になってしまう。自分がこれまでに歩いてきた道のり、そして今持っているもの。それは、いつ振り返ったって変えられるものではない。偽造してもその不正は貫き通せないし本質は変化しない。自信を持とうが持つまいが、過去は過去だし自分が持っているものを他人のものと取り替えることはできない。学歴、上場している会社。一般的に考えて優れている、上位にいると考えられている、イメージを持たれている方が対応できることが多かったり価値が出るのだろう。お金がもらえたり、能力をより発展させたり。

 横軸。縦軸の話とも関係してくる。けど横はそのまま横でイメージした方が良いかもしれない。世界地図を頭の中に浮かべて。場所は日本だけじゃない。日本の中にもたくさんの環境が存在する。横軸はこれからの話かもしれない。縦軸は過去のことでこれから変えることができないこと。そこで得てきた経験や知識、スキルをどのように、というかどこで生かしていくかという話。変えられないものが世の中山ほどあるなと思うくらいに変えられることもあるはず。国内より世界の方が想像がつきやすいかもしれない。自分の知っている枠や考え得ている枠を一回広げてみること。日本の社会で、一つの会社でうまくやっていけなかったぐらいで考えるのもよくわからない。それもそれである種の凄い想像力なのではないかと思う。想像するのは簡単で実行するのは難しいじゃないか、という話ではない。実際にできることはありえないほど多く存在するし実際簡単にできるのだ。発展途上国、先進国。戦争が起きている国や貧困に苦しんでいる国。お金が余りすぎている石油がある国。国だけじゃなくていろんな環境がある。日本語を使っているところもあれば文字が普及していない国もある。

 そんな横の軸の中で自分を眺めてみたら。縦軸は固定されていても、それは自分の軸だ。国や地域、環境をずらせばその軸は比較的に高くなっていく。自分の国では固定されて最低だとしても、横の軸をずらせば最高になるかもしれない。いとも簡単に。自分が求められている場所は世界にたくさんある。

 そんな縦と横の軸がある。学力や経歴は縦に、フィールドや環境は横に広がっている。そこをうまく組み合わせる。なんとなく縦は、上の方がチャレンジングなイメージ。横は優劣は表しにくいが左のほうがチャレンジング。行ったことがなかったり自分との距離が大きいと言ったら良いかもしれない。言語が異なる、習慣を知らないなど。

 その左上に飛び込んでみる。距離は小さくてもいいから、やってみる。簡単な例だと、英語を使って海外で短期間暮らしてみるとか。国内だってできること。自分の中で左上に当てはまるものはなんだろうかと考えてみる。もう縦軸は動かないと人生諦めていたかもしれないけど、左上に少しずつ入っていくと、それさえも動いてくる。縦軸さえも変わる。そのきっかけとなる横軸を広げていくのが生きていく上で大切だと思う。そこに出会った時、世界はものすごく広がる。