Carpe Diem

Think good thought.

想像力

 

 とても大切なテーマ。これからも何度も何度も考える必要があるし、それは避けられないことだ。そのことについて考えるにも想像力がいるのかもしれない。

 自分がどれだけのことを知っているだろうか。

 自分がどれだけのことを想像できるのだろうか。

 これらは違う形で日常に何度も現れている問いだと思う。僕の考えは伝わりましたか。あなたの意見がよくわかりません、はっきりしてください。それはつまりこういう解釈であっているだろうか。言葉で、対話でもこのように使われるが無言の行為にも考え方は十分に表れている。人と人が接する際に相手のことを考えるのは当たり前のことだろう。相手はどう発言するだろうか、どのような行動をするのだろうか。何か出来ることはあるか。ドアを次の人のために押さえておくことが出来るか、それをする必要があるのか。女性が椅子から立ち上がったときに無意識に同時に立ち上がることが出来るか、ソンのレベルのことまで含めて。想像力という言葉が意味するものはとても広い。ある意味では本当にすべてに関わることで想像力がその人間のすべてなのかもしれない。現実的な人でさえ計画は戦略を立てる際にはある種の想像力が必要となる。最も現実的な想像力は強い力を持つのかもしれない。

 他人の立場に立って物事を感じたり考えたりすることが出来るだろうか。それが想像力ではないのか。相手の喜びや悲しみ、苦しみを同じように感じること、予測すること。相手が求めているものを相手の立場で考えてみること。自分が想像できないことは基本的にわかる訳がない。それを理解しようと努めてみること。それは例えば人を愛する喜びや失う悲しみかもしれない。人種差別かもしれない。偏見かもしれない。

 自分が何を理解していて何を知らないのか。まずそれを知ってみること。そして自分の知識には限界がありそうだと感じること。自分で経験してみないとわからない種類の感情は多い。そして、身近なものの予遅くさえうまく行かないことに気づく。知らないものに対してどう想像力を使うか。知らないものをけなし、おびえる人もいれば尊敬する人もいる。その態度、想像力こそがその人のあり方や可能性を示しているのではないか。小説を読むだけでは想像力を養うのにも限界がある。相手の立場について考えるためには自分のことを良く知る必要があるし、知らないことがほとんどの世の中で想像力を如何に使っていくか。あなたの想像力はあなたが見ている世界だ。