World Trade Center - Carpe Diem

ここのところ、悲劇が描かれた映画ばかり見ている気がする。

それゆえに、映画とは常に悲しいものだと思ってしまうほどだ。

実際にあった話を映像化したもの。

セットや街並みを含めていつどのように撮影したのだろうか。

爆発寸前の建物の中の人の表情が忘れられない。

多くの人の人生があの日大きく変わったことだろう。

未だに信じられない事件というか出来事で本当にあったとは思えないくらいだ。

ニコラス・ケイジらしかったと思う。

確かに、見終わって冷静になってから気づくのだがあのストーリーをこの時間めいいっぱいで伝えきったことはすごい。

失礼なのは承知だが、物語はそれほど複雑ではない。

しかしながら、人の感情やそのときの記憶、気持ちが蘇ってくるし見ているものは激しく揺さぶられる。

再現性というか、構成というか表現が映画としては優れているのかもしれない。

簡単なドラマだったとは思えない。

涙なしには見ていられない。

ある一面に焦点を当てきったことで伝わるものが大きくなっているように感じる。