American Factory - Carpe Diem

ドキュメンタリー。

それぞれの狙いがあって、時に対立し、時に協力する。

移動する力、選択肢を持たない限り、一つの視点からしか語ることはできない。

どちらにとっても不満があるのだが、求めているものは異なる。

ここがどこか、というよりも誰が仕切っているか。

そして、誰が仕切られているか。

違いがあることは当たり前で、選択肢を持つ側はそれを取り替えることができる。

できない人は、いつまでもその場所を離れることができない。

だから、次に何かが来ることを待ち続ける。

だが、もともと社会はそのような場所だったかも知れない。

何かが手に入らなくてもそこにいられる、居続けることのできる社会の方が豊かなのかも知れない。

昔は、自分で手に入れるために求めるしかなかった。

誰かから与えられることはなく、食料でも住処でも、新しい場所を求めなければ自分が生きていけなかったから。

果たして、自分は今どうすべきだろうか。