最もロマンチックな物語
今、訳あって最も大切な人と一緒にいられない。
(どんな理由があろうがなかろうが、いられる時はいられるし、いられないときはいられない)
それで、少し悲しさと言うか満たされない気がする。
そこで思ったのだが、果たして一緒にいたら幸せなのかということ。
一緒にいようがいまいが問題はあるし楽しいことばかりでも苦しいことばかりでもない。
そして、一緒にいるという一つのことだけで(ある場合を除いて)すべてのことが満たされる、解決される、幸せになるという訳ではない。
一緒にいられなくて気づいたのだが、いろんなものを得られた(と思っている)。
一緒にいられないのだけど、相変わらず今まで以上に大切に思っている。
好きと言ってもいいし、愛していると言っても良いし何よりも信じている。
自分が愛されている、頼られているというのも大事かもしれないがそれよりも、自分が信じて愛しているという信念というか思いが大切なのかもしれないと思った。
そしてそれは悲しいかな、もしかしたら相手にはそれほど相手には関係のない話しかもしれない。
自分の決心によって自分が今後どのようになっていくのかはわからない。
もう誰も他の人を愛せないかもしれないし愛さないかもしれない。
それでも一人の人を信じ続けているということに意味を見いだし続けるかもしれない。
人は出会って別れていく。
それでも残るものは多い。
このような気持ちもそんなかけがえのない物語の一つで、出会わなければ起こらなかったもの。
自分がどれだけのことを彼女に出来たのかはわからない。
でも、彼女から与えられたものを出来れば彼女に、出来ないとしても他の人に与えたりしていきたい。
彼女が自分にそうしてくれたように。
とても感謝しているし、信じている。
これだけのものを与えられたのだから。
出来ればそう思っていることも伝わってほしいと思いながら。
「時間が解決してくれないものを、自分で解決していくのよ」つまりは、そういうことだ。
最もロマンチックな話とは、最も純粋で素直な物語なのかもしれない。