Carpe Diem

Think good thought.

漠然と感じた国際経験

 

 留学をして、帰ってきて感じていることがある。そのときも強く思ったし、最近国内を旅行していてまたふと思ったこと。「国際経験が足りない」。国際感覚が足りないと感じた。そしてそれをやはり今でも感じる。他人と比べてもそうであると思ったし、自分の理想か希望、妄想かはわからないが国際的な感覚をまだ十分に養えていないと感じた。では、国際経験、国際感覚とは何かという話題になりそうだ。実際それすら明確にわかっていないのだが。けど、実際に自分には足りていないとわかっている。これは頭で考えてそういう結果になったというよりはどちらかと言うと完全に感覚である。身体が求めているし精神的にもそれを思うと少し身震いがしてしまうようなもの。

 国際経験、国際感覚というのは何なのだろうか。とりあえず、という考え方が何も生み出さないのはわかっている。明らかなことは出て行くこと、そしてそこで生活してみるが大切ということ。けど、そこには目的があった方がいいのかもしれない。あまりそうは思わないが。その場所でしっかりと生きていけば得られるものは大きい。というか、今までの環境から飛び出しているだけでその価値は大きいしおつりはくると思っているし経験上そうであると言える。少なくとも自分の中ではそうとしている。そして、海外に行くことで国際経験が満たされるとは思っていない。単純に世界一周に挑戦したりしてもそれは養えない。20ヶ国に訪れたことがありますと言ってもそれはやはりそれでしかないのだろう。いろんな目的と言うか動機があった方が良いのかもしれない。語学留学、大学留学、観光、療養、面接、仕事、そして暮らすという選択肢だってある。暮らすということはジャンルではなくてすべてのことに付随するものでもあると言えるかもしれないが。

 いろんな人を見ていても、本当にいろんな世界を見ていると思う。そしてとてもフットワークが軽い。まるで海外を海外と思っていないように自由にそして楽しそうに飛び回っているイメージがある。その段階に行くことが自分の中で国際感覚を身につけたことなのだろうか。わざわざ海外に行こうと気合いを入れたりしっかりお金を貯めたり、異国の地へ赴くと言う緊張感をいい意味で失うこと。まだまだ、足りないと思う。確かに世界を見始めたタイミングは決して早くはなかったと思う。けど、それだけのことだ。この今考えている漠然とした国際感覚もいつか説明することが出来る日が来るだろう。