熊野本宮神社、谷瀬の吊り橋、高野山
熊野本宮。
最も歴史があるような気がした。
水害が起こる前に神社があった場所には大きな鳥居がある。
夜はライトアップされていて本当に驚いた。
川沿いの田んぼのど真ん中にある。
世の中変な建物や変な光景はいくつか存在するけどこれには驚いた。
周りには全く明かりがないので暗闇。
海外でこの暗さで出歩いたら間違いなく襲われる気がする。
牛久の大仏を見たときのような気持ち。
おおというか言葉は確実に出るし、少し気持ち悪いとも思う。
本宮までは参道からして雰囲気がとてもある。
朝早いにもかかわらず何人かが祈っていた。
これほど祈る人を見たことがないというくらいに祈っていた。
それも一人や二人ではない
いろんな宗教のいろんな祈り方があると思う。
日本でこんなに熱心に人が祈るのを見たことがなかった。
由緒ある場所、歴史ある場所はやっぱり違うなあなんて思いながらその姿を見ていた。
それから十津川へ。
秘湯に行こうと思い車を30分以上走らせるもどちらも台風で消滅したのこと。
なので十津川温泉に行った。
全てが源泉掛け流し。
貸切でとても気持ちが良かった。
川の緑、山の緑。
気温は低く空は青く気分が良い。
お湯も良く肌が少しすべすべした。
近くには野猿や昔ながらのつり橋が幾つかある。
途中手入れされていないところもあり真剣に怖くなってしまった。
谷瀬の吊り橋。
駐車場に車を止めてすぐそこ。
あっけないくらいに近いしいきなり始まる感じ。
観光客も多く観光バスが多数止まっていた。
規模は大きい。
何が日本一なのか説明がイマイチで不十分だった。
雨が降り風が強い中往復してきた。
恐怖は自ら創り出すもの。
感情も自分で調整すること。
楽しもうと思わないと楽しめないこともあるというのが教訓。
それから高野山へ。
気温はぐんと下がっていく。
紅葉はどんどん増えていく。
ピークは過ぎたらしいが紅葉はこの上なく美しかった。
奥の院から大門まで。
弁天だけも歩いた。
企業用のお墓があることに驚く。
イタリア人や地元の70代のおばさんと話をして多くのことを学んだ。
建物にも雰囲気がある。
神仏習合が進みすぎてわけがわからなかった。
歴史がある場所は非常に価値がある。
少なくとも自分にとっては。
俺こそが日本であるという感覚。
今度外国人には高野山を勧めるようにしようと思った。
おばちゃんに飴ちゃんをもらったのは衝撃的で本当にそういうことがあるのだなあと感動した。
日本庭園の美しさ。
宿坊に泊まって精進料理を食べる。
朝の勤行にも参加。
日本にもいろんな文化があるのだなあと感心。
道後温泉に行った時に日本文化というものに心の底から驚かされたけど、これも同じような経験。
京都に行くよりも高野山に行った方が良いなと思う。
生活と歴史が密着していて伝統がまだ生きている。
着物を染めているのを見ることもできた。
部屋からの景色。
どこまでも日本という感じ。
確実に、ここには今後訪れることになると思う。