無条件に美しいもの。
それは人であるかもしれないし、ものかもしれない。
誰もが欲しがる、心動かされるダイヤモンドの輝きの場合もあるし、思い出の、小さな頃に海で見つけた自分だけしか知らない石かもしれない。
理由はなくても、頭をつかはなくても一瞬で恋に落ちてしまうあの感覚。
いろいろな形容詞がある中で、美しいという表現が真っ先に浮かんでくるもの。
そんなものを私たちは伝えたい。
世界は素晴らしいもので溢れている。
素材も、景色も、加工されたものも。
そのものがありのままだからこそ発する魅力もあれば、何かしらの力が働き合うことで生まれる輝きもある。
誰もが日常の中に求めている。
自分では忘れていたとしても、心は、心の奥底であっても忘れてはいない。
なぜなら、どんな状態にあっても人は美しさを感じられるから。
そのもの自体が万人にとっても美しくはなくとも、明らかにみにくくとも美しさの力強さと説得力は唯一無二で、個人的なもの。
求めているのだが、それに出会う機会は少ない。
求め続けてもそう簡単に得られる感情や興奮ではないのかもしれない。
しかし、虹を見て美しいと思わない人はいるのだろうか。
虹は珍しいから、色が豊かだから、雨の後にできるから。
そんな理由をいちいち考えなくとも虹は美しい。
大人でも子供でも、関係ない。
その、虹を見た時の興奮。
何かに夢中になるあの楽しさ。
それは、虹によってもたらされた宝物のようなもの。
素直に、自由に、大切なものを大切に。
日々、美しいものを探し回って。
それを作る人、届ける人、購入という形で手に入れる人。
皆、宝物を探して毎日を過ごしている。
探すこと自体を忘れたり諦めていた人たちにも、一瞬でわかる美しさはある。
そこに、私たちがいる。
そんな理念を持って私たちは今日も散歩をしています。
水たまりを見て落ち込むのではなくて、そこに写った虹を常に見つけられるように。