地政学的な
今回の旅を通じで、土地のあり方、位置などは影響力があるものだと感じた。
湖があるか、砂漠があるか、山があるのか海に面しているのか。
周りから行きやすいか、知られにくい場所なのか。
何をするのがふさわしくて決してできないことは何か。
はっきりしていることが多い場所もあるし、わかりにくいものもある。
しかしながら、やはりどういう土地であるかが全てのような気もする。
全く同じ規格のものを使って同じ国の中全体に行き渡らせたとしても、うまくいかないということは関係なく、それぞれ違ったものになる。
それは雨が多いからかもしれないし、交通の弁が悪いからかもしれないし、大きな湖の存在かもしれないし、日照時間の不足から起こる人々の不健康からかもしれない。
どんなに同じようなことをしようとしても、地域によって差が出てしまうことは避けられない。
不思議なものだが、全く同じものを作ったり達成するためには地域ごとに異なる方法や素材を導入しなければいけないのかもしれない。
その場所がどういう場所であるのか、何があって何がなくて、どれがどのような影響を与えたり受けたりしているのかを見極めることはできるだろう。
そしてそれを活かしたりすることも。
しかしながら、それ自体を変えることは決してできないのかもしれない。