Twice Born Trailer (2012) - YouTube
小説ということだが、ここまで複雑でここまで悲しい話は存在するのだろうか。
設定というか環境、世界で起こっている出来事がありとあらゆることなので、信じられるような信じられないうような。
誰しもが苦しんで傷ついている。
信じて、うまくいっている時もあればいつの間にか絶望のどん底にいる。
形を変えていろんな救済が訪れるが、うなくまとまっているとは言い難い。
音楽はとにかく素晴らしかった気がする。
この種の映画音楽は見ていて本当に気持ちが良いしあらゆる場面の切り替えにもなるし、とてもカラフルに感じられる素敵なものだった。
愛にはいろんな形が存在するというが、本当に何が正しいのかは時間がたってからしかわからないのかもしれない。
人間は確かに、あることをきっかけに壊れてしまう。
そういうことを理解できたしこの映画に出てくる人は皆強すぎるのではないかと思った。
詩や言葉の力もどこか限界があるのかもしれない。
孤独と集団の対比も見受けられたような気がした。
そこにはいつも音楽がかかっていた。
重い作品だった。
暴力などを通じてしか表現できないものもある。
このような物語を背負って生きていくことができる人は少ないだろうとも思ったが、背負っても生きていかない人が多くいるのだろう。