Carpe Diem

Think good thought.

11.20

11月20日

朝起きて、バージニアの朝陽が目に飛び込んでくる。とても気持ちの良い朝で、空が赤く燃えており、写真を何枚もとった。新しく出来たシルバーラインが、とても絵になる。バージニア州のことは、よく知らないけれどもなんだかんだお世話になっている。こうして、家族と戻ってくることが出来て非常によかったし、一緒に新しいものを探す気分にもなれた。Walmartに行くことさえも、一つの観光の様なもの。食事を買うだけでなく、自分たちの欲しいものやお土産も買っていった。楽しい1日の始まりを見事に演出してくれた、というよりは自分たちがうまく楽しんだのかもしれない。

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1日、車で移動。前日からしっかりとプランを考えてくれた。

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まずはザ ・モールへ。リンカーンメモリアルへ。着いた瞬間はこんなものだったかなと思ったが、近づいていくとやはり大きいし、その清々しさに安心した。空もどんどん曇りから晴れになってきて、寒い中でも楽しむことが出来た。1人でいたとしたら、どのくらい時間をかけてそこにいて、何を考えただろうか。そのまま歩いて、塔の方へ。途中の鴨も、いつかの思い出になるだろう。噴水があれほど綺麗だっただろうか。新しく出来たのか、記憶が変わってしまったのだろうか。あの時の白と青のバランスは、この度の中でも非常に記憶に残る瞬間だった。そう、美しかった。

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想像以上に歩く距離が長く、1日の予定もあったので、改めて車で移動する。これまでは歩いてばかりだった中心街を車で移動できるのは非常に面白かった。新しく出来たアフリカン・アメリカンミュージアムはいつかいってみたい。外装だけでも非常に立派だったし、ずっとあの場所を工事していたことをはっきりと覚えている。ワシントンの街並みは非常に落ち着いている。高いビルがないし、整然としているから心地よいのかもしれない。ホワイトハウスやトランプホテルを車窓から眺め、Georgetownへ移動することにした。

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まずは、Georgetown cupcake。留学していた時、最初の方に来た。大切な友人ときていた。とてもとても懐かしい。平日ということもあり、それほど混んでいなかったが、女性で店内はあふれていた。日本を含めた世界中から観光客が集まっていた。けどどうして、Georgetownに観光しに来る日本人がいるのだろうかとも思った。この街並みが、好きだ。止めたパーキングも、何気ないところだが、雰囲気が良かった。普通のビルから街に繰り出していく感じが非常に良かった。それから、ブルーボトルへ。日本でもいく機会はないが、とても心地よく一服することが出来た。ワッフルも美味しいのでオススメだ。何より煉瓦造りの、ほっそりとした場所にあるこの立地と雰囲気がたまらなかった。サンフランシスコにも、いつか行ってみよう、と思える場所だった。それから、Paulへ。

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二階席からの眺めは素敵だった。クロワッサンを食べる。お腹もいっぱいになってきた。いつのまにか、お昼を回っていた。たくさんのファッションやインテリアのお店を見て回る。この街は景観がとても良い。家賃が高いことでも有名だが、デザインというかアートというか、遊び心に溢れているし、先進的なものに対しての野心が垣間見える。色が違う家、青い空に映える建物の独特な色。

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そして、絵にも書いた6年ぶりの地。いつ、どんなタイミングで、そこがあなたにとって人生において重要な場所になるかはわからない。だからこそ楽しいのかもしれないが。
日が沈みかけてきて、大学へ向かう。その途中でスーパーやファッションのお店にもより、犬とも戯れる。見たかった大きな教会を車窓から覗くこともできた。道案内をし、あまり渋滞に巻き込まれることもなく、裏口の方から大学に到着。

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着く頃にはもう、日が沈んでいた。懐かしい。そして、狭く感じた。とても広いのだが、昔の記憶、今の記憶というのかもしれないが、とにかく覚えているものとは違う感覚がした。ここに、一年弱いたのか。その時から比べて、変わっているものと変わらないもの。新しいビルもいくつかできていた。休暇前だが、学生たちは遅くまで勉強していた。6年も、かかったのか。ちゃんとした人になれているのだろうか。そうではないかもしれない。とにかく、久しぶりを楽しむことが出来た。たまには、こういうものも良いのかもしれない。ここぐらいしか、懐かしむことができる場所は場所はないのかもしれない。

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昔と同じお店で食事をする。みな、思い出して笑うような場所で。相変わらず量が多くて、夕食は食べられなくなってしまった。当時はあまり着なかった大学のパーカーやお土産を大人買いする。懐かしくて、恋しくて。結局死んでいく上で、ものなんて必要ないのに、わずかな時間しか埋めることが出来ないのに、それでも買ってしまう。どんな場所にも感覚がある。トイレはこんな景色だったとか、こんなことをしていたなあとか、この匂いは、ここでしか嗅げないなあとか。匂いこそ記憶で、その場所にいかないと呼び覚まされないもものがある。どんな匂いか説明できなくても、覚えていなくても、その場所に行けば思い出すのだ。本当にたくさんのことがあった。そしてそれらが、今の自分を作ってきた。だからもっと、頑張れ。そして、もっと良い形で戻ってこい。亀に触って、教室に入って、図書館にもしっかり戻った。たくさんの時間を、泣いて、笑って、体調を崩しながら過ごしてきた。ここに連れてきてくれて、ありがとう。もっと、頑張れ。
1日の終わりは、思いもしなかったイルミネーション。

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1時間ほど、氷点下の中を楽しんだ。意外と広くて、クオリティも高く、かわいい音や光のこだわりが、我々を笑顔にしてくれた。とてもとても暖かくて、素敵な時間だった。まるで昔からの親友が久々に集まったようなそんな時間だった。ここで見た亀は、偽物ではなかった。ホテルに戻り、バージニアの夜景を眺めてから眠りについた。