Carpe Diem

Think good thought.

11.19

2018年11月19日

朝は1人早起きをして散歩へ。実際は早起きというほど早く起きることができず、泣く泣く起きてすぐ出かけたという感じだ。行き先に迷い、地下鉄の切符を忘れて時間をロスするという失態もおかした。とにかく、歩いて行くだけではすぐに時間が終わってしまう。そして結局、シティホールまで電車に乗り、そこから散歩を始めた。思ったよりも時間をとることが出来なかったこの旅。ウォール・ストリートと教会あたりをまず見るか、チェルシーあたりに行くべきか迷った。駅を降りて少し歩くと、オキュラスが目に入った。

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帰ってきて調べるまで名前は知らなかったが、見たいと思っていた建築を見ることが出来てとても嬉しかった。朝、人通りはほとんどない。いきなり現れた、この世のものとは思えない建築。とても美しい、と感じる前に驚かされた。天気が曇りで、日が昇る前だったからかもしれない。大きさをうまくつかむことが出来なかった。中に入ってみて、さらに驚く。整然とした感じ。空の青さがまた、神聖な雰囲気に深みを与えている。真っ白な建物の中。駅としても機能しているこの建物。しばらく時間が過ぎても、心地よい空間であり続けるのではないかと思った。何度もシャッターを切った。ここにきてよかったなと、この時思った。向かい側まで歩いて、ワールドトレードセンターの跡地へ。

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自分がいた時とは全く違った景色がそこにはあった。刻まれている名前、流れる水、見上げると新たな高層ビル。それから南下し、ウォール街へ。クリスマスツリーはまだなかったが、おなじみの景色がそこにはあった。そういえば、牛は見忘れた。彫刻や教会を少しだけ見て時間切。急いでホテルに戻り、34丁目あたりのデリでオムレツ、スムージー、パンケーキを買って帰る。久々の注文にはとても勇気が必要だった。毎回、訪れる人たちが挨拶を交わす場所。誰かの日常にお邪魔した気分だった。
いつも通り暖かなドリンクを持って、スーツケースを持ちチェックアウト。今日はWashington DCへ向かう。

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運転手はクリスマスを心待ちにして、クリスマスソングばかり流し続けていた。これまで自分が訪れた国の思い出や、いかにニューヨークが変わってしまったかを独り言の様に話し続けた。メイシーズのパレードが近づいてきて、道路の一部も封鎖が始まっており、思う様に車は進まなかった。Go Busesの存在は知っていたが、乗るのは今回が初めてだった。乗り場にまず驚いたが、問題なく出発したのでよかった。バスの車窓から眺める街並み。懐かしい様な、初めて見る様な景色。マップを見ながら、少しづつ目的地に近づいていることを確認する。次第に晴れ間が広がり、美しい緑も増えてきた。この空は、自分の住んでいる場所では見えない。アメリカに来たなあという感じがする。無事、5時間弱でDCに到着した。美術館や博物館の時間を常に気にしていたので、少しは見られそうでよかった。

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まずはマクドナルドで食事。客層がニューヨークとは異なった。このお店は注文すると店員が持ってきてくれる形だった。それから、スーツケースを持ったままスミソニアンへ。必ず行くと決めていた二つを回ることが出来た。一つ目は、ナショナルギャラリーオブアート。今回の植物は緑が中心だったが、とてもみずみずしかった。なぜ、自分がこれほど印象派を好きになったのがが、ここにきて分かった。単純に、このミュージアムに展示されているものを好きになったからだ。あの時、この場所に来られてよかったなあと、思う。そして、その感覚やあの時の経験は、これからの人生に必ずまだまだ良い影響を与え続けていくだろうと思う。そう信じている。全ての部屋を見て回ることはできなかったが、最低限のものを見ることはできた。

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これらのものを無料で見られるという事実は、信じがたいほど素敵なものだ。唯一無二のものが集まり、輝きを増しているのではないだろうか。それから自然史博物館へ。記憶していたものと展示の形態が異なっていた。時間を経て変わったのかもしれない。当時はそれほど感動しなかったというか、貴重さを理解していなかった様に思う。鉱物、恐竜、哺乳類。何から何まであるのではないかと思ってしまうし、一つ一つの質や大きさが他にはないもので感動する。単純に、楽しめる。ミイラを見たせいか、数日後に夢で襲われたことは今後も忘れないだろう。

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昔は、たくさん時間があった。もっと、見ておけばよかったのかもしれないが
あの頃は飽きていたし疲れもあったのだろう。集中力、好奇心ははたして自分でコントロールできるものなのだろうか。時間ギリギリまで、駆け足でスミソニアンを楽しみ、日が暮れた。また訪れるべき場所だと思う。
それから、昔の友人が働いているオフィスへ。素敵なオフィスだった。デザイン性があふれていて、投資されるべきところにしっかり投資がされているのは明らかだった。昔の様に車に乗せてもらい夕食へ。Chimaでたっぷりの野菜と肉を食べた。かつて訪れそうで訪れなかった、Tyson‘s cornerへ。バージニア産のお土産を買って、ホテルへ。6年ぶりの再会を楽しむことが出来た。優しさに感動。車窓からのリンカーンセンターやジョージタウンの景色は、心を温めてくれた。アジアへもどりた気持ちと、世界へ旅立ちたい気持ち。いろんな気持ちで、今日もみんな動いている。

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