Carpe Diem

Think good thought.

11.17

 201811月17日

旅の2日目。時間が経つと思い出せなくなってくる。一眼で撮った写真を見ながら、その日を振り返る。今回の旅も、それほど準備ができていなかった。持って帰ってきた昔のガイドブックを振り返ることはなく、ダウンロードした最新のものも見ることはなかった。もったいないとは思わなかったし、実際にそれを見ている暇はなかったのだと思う。動画をつくるべきか、どうしようか、寝ないまま朝を迎えたほうが1日を有効に使えるのではないか、そんなことを考えつつ二、三時間しっかり寝て朝を迎えた。
まず、久しぶりに地下鉄の一週間チケットを買う。値段は昔よりも上がっている。ジップコードを入れるのが懐かしく、ニューヨークとメリーランドのものを入れた。カメラのバッテリーをホテルの部屋に忘れたため一度帰り、すぐに出発。とりあえずブルックリンブリッジに行くことにした。

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地下鉄は、週末だからかとても空いていた。そしてとても落ち着いていた。たしかに、予報されていたくらいに外は寒かったが心地よい。ホテルから持ってきたドリンクと食事を片手に散歩開始。見慣れた景色が、そこには広がっていた。ちょうど朝日が昇る頃で、太陽の光が暖かい。建物は、まだ暗い部分と真っ赤に燃え上がっている部分とに分かれて荘厳で、簡単な言葉で言えばとてもかっこよかった。風も強く吹いていた。そういえば、昔もそうだったのかもしれない。初めてここに訪れたときはたしか夏だった。もう少しというか、はっきり曇っていたのだろうか、空はたしかに白かった。だが、暑く、熱風のようなものを感じた記憶がある。人生で一番日に焼けた期間だった。写真を撮りながら、歩いていく。散歩をしている人も本当に少ない朝の早い時間。黒くなってきた氷と、硬くなった白い雪、朝日のオレンジ。素晴らしい景色だった。何もかもがはっきりと見られた。やはりここにはこなければいけない。ゆっくりすることはなかったが、楽しむことはできた気がする。
寒さをしのぐため、朝食をとるために観光を兼ねてグランドセントラルへ。

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昔と変わらないお店もあれば新しいお店もある。天井は高く、装飾は美しい。全く華美ではなくて、落ち着いていて簡素だと捉えられた。それは昔との違いかもしれない。週末だからか、ここにも人は少なかった。地下のお店がたくさんあるコーナーでサラダと何かを食べた。オイスターバーを見て、駅は終了。
メトロに乗って86 丁目まで北上。メトロポリタン美術館がまだ空いていない時間なので、セントラルパークの一角を散歩する。

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秋色に染まった公園。雪が降り積もったままになっている。冬のような住んだ空気と空。チャリティのマラソンが行われていて、いつも通り犬の散歩する人もたくさん現れる時間になってきた。イチョウの黄色と雪の白がこの上なく素敵なコントラストとなっていた。あれは印象的だ。6年後にも覚えているだろうか。たくさんの犬と遊び、ランニングしたい気持ちを抑えリスを撮影する。 もっと公園を見たいのだが、ほどほどに。体力や1日のスケジュールを考えなければいけないことは面白いような、悲しいような。緑とビルの対照的な姿は相変わらず絵になるもので、しっかりとカメラに抑えた。
それから、メトロポリタン美術館へ。

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オープンを待つ列が長くなってきた頃にやっとドアが開いた。 ここで少し反省したことと学んだことは、本当に欲しいものから手に入れるべきだということ。限られた時間では、すべてのものを手に入れることはできない。本当に欲しいものがあるとしたら、常にそれをまず最初に手に入れられるように動くべきだ。もし時間が余ったなら、それから行えば良い。エジプトのコーナーに、改めて感銘を受けたのだが、時間を費やしすぎてしまった。もちろん、なにごともみるかちはあるし、本来なら、出来るならもっとゆっくり眺めていたいのだが。それから青空が美しく見えるスペースに進み、最も好きなガラスの作品を見る。

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1階は、とてつもなく広い。絵画以外にも様々な作品がある。作品と呼んではいけないものもそこにはあるのかもしれない。昔から何度も見てきたものを再確認。すべてのものを見切ることは、到底不可能だ。2 階では、印象派の作品を中心に見た。それでも、一部屋だけどうしても見たかった部屋にたどり着くことはできなかった。悔しいというよりは、現実を突きつけられた用の感覚だった。十分面白かったお土産屋を見て、2時間ほどの滞在を終える。当日以外も入れるようになったらしいので、今度きたときはゆっくりと訪れたいと思った。子供がのびのびと遊びながら学んでいた姿は良かった。それからメトロを乗り継いで、ブルックリン方面へ。乗り継ぎがあまりうまくいかないことが、この度で何度かあった。迷惑をかけて申し訳なっか気もするが、しかたないともおもう。アトランティックシティーに到着し、ブルックリンフリーに。かつて自分が訪れたことがある場所とは全く異なっていた。食のテナントが半分ほどを占めていて、服やアクセサリーなどが少なかった。全く期待外れというか、間違ったところにきてしまったような気分になってしまった。サブウェイで昼食をとる。予定外ではあるものの、早めにブルックリンを離れた。

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それからソーホーへ。昔きたときとイメージが変わった。もっとこじんまりしていた場所だと思ったが、こんなにお店があったのかと驚いた。これまで入らなかった店舗にもたくさん入り、少しづつ理解が進んでいった。日本とは何が違うのか。お店の大きさ、スタッフ、商品、街並み。どんどん日が沈んでいく。毛糸のお店など、可愛らしく面白い専門店もいくつかあった。

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疲れがたまってきたところでホテルに帰る。ホテルでは常にクッキーとドリンクが用意されていた。それを何度食べたことか。ニューヨークでは他のどこの都市よりも、毎回クッキーを食べている気がする。昔親が訪れてきたときも同じだったし、そのときはお土産も買って帰ったのだから。そしてまた、夕飯を食べる前に、夜出かける前に眠ってしまう。疲れているのは間違いないだろうが、朝が早すぎたのか、単なる時差ボケなのか、深夜まで寝込んでしまう。
起きてから、夕飯を食べにいく。24時間営業のダイナーを探して気温は氷点下という中を歩いていく。事前に調べていた、評価の非常に高いお店に着くも気に入らなかったために他のお店へ。ニューヨークならではのパストラミやチーズケーキ、ヨーグルトやフルーツを中心に購入し、ホテルに買ってから食べた。ポテトもケチャップをたくさんもらって、部屋で温めてから食べた。そして翌日の予定を考えて、当日となってしまったバスのチケットを取り少しばかりの眠りにつく。無事、ポートオソーリティにつくことができることを祈って。

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