ヒトラーの最期の12日間。
ただただ、失脚、没落に向かっていく。
もう誰も、何も止められない。
当たり前といえば当たり前のこと。
いくら、集団を率いていようが、多くに影響を与えていようが、一個人なのだ。
いつかは、自分の手に負えないものが自分を取り囲んでいく。
悲しみをもって描かれている感じがした。
客観的というか、批判的という感じもそれほどしなかった。
あくまでも、政治というよりは一人の人間の終わりを描いたような作品だった。
主人公の三人の視点から描かれているものから、強くメッセージを感じた。