La vie d'Adèle – Chapitres 1 et 2 Blue Is the Warmest Colour -アデル ブルーは熱い色-
Blue Is The Warmest Color Official Trailer #1 (2013 ...
衝撃的と言われていた作品。
カメラは常に揺れている、というか常に対象は動いている。
撮影の距離感がとても親密な感じがした。
あらゆるものがナチュラルで、真っ直ぐだった。
それゆえに見ている方ももどかしくなってしまう。
二人で寝ているシーンのあらゆるものの青さには驚かされる。
写実的と評されている理由がこの作品ではよくわかるだろう。
先日他の映画を見ていて若い子にも知ってほしいことがたくさんあると話している人がいた。
どこまで映画に規制をかけるのかは難しい問題でもあるが、ありのままの作品の方が伝わるものが多いと感じる。
主役が演技をしているように感じなかった。
最初の眠っているシーンは非常に印象的だ。
まるで本当にその人生を送ってきたかのようでそう信じてしまうことも難しくはない。
どんなに勉強しても、どんなに経験を積んでの彼女のような演技というか振る舞いはできないのではないだろうか。
フランス語の授業ではあのような生徒と教師の討論が行われるのかと学んだ。
再三出てくる、やりたいことをやれという言葉。
アデルは正義。
170分を長いと感じさせない内容。
愛以外のことでこれほど人生が動くことはあるのだろうか。
物語に集中しすぎてエンディングを忘れてしまったかもしれない。
主役が、ディカプリオとのジュリエット役を演じた女優と雰囲気が少し似ていた気がする。
とにかくどこまでも明るくて真っ直ぐでありのままだと思ってしまう映画。