The Grand Budapest Hotel

俳優ももちろん素晴らしいのだが、どちらかというと物語に惹かれた。

その物語を俳優たちがうまく実現させていると言ったら良いのかもしれない。

ものすごく引きこまれる物語。

一気に広がって、一気に収縮していく。

時間なんか気にならないしそのスピード感やリズムが素晴らしい。

どこを通ったのか、何を感じたのかははっきりと思い出せないけど、終わったときには違う場所にいるような気がする映画。

たとえに時間ずっと同じ座席に座っていただけだとしても何か違うものを得ているはずだ。

ドライブのようなものが作品全体から伝わってくる。

面白いのはもちろんでという感じ。

どこがかくなのかわからないうちに終わりそうな物語なのだがこの上ないほど引きこまれる。

こういう作品が本当に面白いのかもしれない。

イマジネーションにあふれているし、それを映像にした人たち皆が素晴らしいと思う。

新しい種類の映画だった。

Carpe Diem