In The House Official Trailer #1 (2013) - Kristin ...
とてもとてもドライブのある作品だった。
文章というか、映像そのものにとても力強いリズムが宿っていた。
対象が文章であるからかもしれないがとても面白い。
これは映像で見ることで楽しみが増すタイプの作品ではないだろうか。
リズム、スピード感、ドライブ。
次に何が起こるのかを想像させる。
その対象は何を意味しているのか。
解説されているような、新たな問題を目の前に提示されているよな、とにかく物語にひきづりこまれていく。
音楽や映像、カットの切り替えを含めてとても乗せられやすい映画だ。
どこかでウディアレンが頭から離れなくなってしまったが。
結末よりも、そこにたどり着くまでの物語が非常に面白い。
ありふれた使い古された結末であったとしても十分楽しめる作品。
途中ですでに魅せられているし、結末がないとしても自分で考えることはできるし、本当にないとしても十分楽しめる。
素敵な作品だった。
フランスの作品はやはり文学や思想がはっきりと現れている気がするのだがどうなのだろう。
とにかく面白い作品。
人の作品を他人がどうとらえるのかという機微のようなものも考えさせられる。
スペイン、フランスといろんな視点を通過しているからかもしれない。
面白い劇だ。
重層的な作品。
ものすごい。