Carpe Diem

Think good thought.

Big Hero 6


Disney's Big Hero 6 - Official US Trailer 1 - YouTube

ベイマックス。

とても現代風の物語だったと思う。

あらゆる設定が厳しすぎるかなあと思った。

命が失われるしその代償に納得がいかないことも多い。

乗り越えるべき逆境が多すぎる。

それでいても、多くの共感を生むのだと思う。

現代社会ではこのような家族が実際には多いのだろう。

そしてやはり友達が助けてくれたりする。

テクノロジーなども現代風だ。

むしろ時代の先端というか未来の話とも言える。

 

よくある、王道のストーリーを踏んでいる気もする。

それでいて飽きなかった。

ディテールが徹底されていたからかもしれない。

日本への傾倒ぶりはものすごかった。

むしろ日本の作品ではないかと思うくらいだった。

名前にしても、景色にしてもセリフにしても。

日本人も海外の人も楽しめるような世界観だったのではないか。

 

そして物語。

この作品を作っている人たちがどのように世界を見ているかがよく伝わってきた。

視点を変えてみること。

ポジティブに考えること。

悲しみを共有すること。

正義派なんであるかということ。

メッセージ性が強い作品も多くあるだろうが、この作品の場合作っている人そのものが見えたような気がした。

ものすごいことだと思う。

 

景色はとても美しかった。

異次元の宇宙のような空間はなかなか見たことがない美しさ。

色が際立っていたし実際に時間が止まったかのようだった。

 

この作品を見た友人が思ったより戦隊モノだったと言っていたが確かにそうだと思う。

タイトルも日本ではベイマックスだが。

Big Hero 6と言っても誰にも通じないと思うし観に行く人もまた違ってくるのではないかと思う。

 

日本版エンディングの曲も良かった。

映画館は泣いている人たちであふれていた。

 

しかしながら、吹き替えと字幕、本国と日本ではロゴすらも変えられてしまっているらしい。

商業的にはそれでも良いかもしれないが、いかがなものなのだろう。