Les Miserables - Official Trailer (HD) - YouTube
トレーラーを見ると映画を観終わった時とだいぶ印象が異なるように感じる。
最初のシーンがとにかく頭から離れない。
二年前に見たときはうまく入り込めなかった。
今回いろんな経験をした後に見てみて、本当に良かったと思う。
自分の国の文化が、自分の国以外の言葉で主に語られるのはどのようなものなのだろうと思った。
フランスの話をほとんど全て英語で表現する。
俳優もフランス人にこだわるというわけでもなく。
日本の物語が全て外国人のキャストで、例えば英語で語られたら世界の人は、日本の人は何を感じるだろうか。
ラストサムライくらいしか思いつかなかったけど。
将来日本をメインにしたそのような作品が生まれるとも思わないが。
この映画で素敵だと思ったのが第三者の視点。
映画というよりは元となった物語なのかミュージカルのためなのかはわからないが、第三者の視点が常に感じられて良かった。
たくさんの大切なことを気付かされた。
とってもリアルで感情移入してしまうそうな作品であると思う。
常に、誰かの行動は誰かに支えられている。
その人は近い距離にいる。
その人の行動や思いは見えないかもしれないし伝わらないかもしれない。
伝えないほうが良いのかもしれない。
人が人を思う気持ちは力強い。
そしてもう一つは宗教。
信仰心というか、信じることを抜きにこの作品を語るのは不可能であろう。
神、キリスト。
いろんなつながりがある。
give and take.
自分が人にしたことはいつか帰ってくるかもしれない。
人生のどこに意味を見つけ出すのか。
自分の誇りや考えと他者への貢献。
何が最も重視されるべきなのか。
いろんな繋がりはあるのだろうけど、自分で何に意味があるのか、何を信じて生きていくのかが大切だとも読み取れた。
サマンサには驚かされた。
もちろんウエストもそうなのだが。
短い時間で圧倒的な存在感だった。