The Hotel New Hampshire DVD Movie Trailer - YouTube
夢の中の想像という感じの映画。
愛の形も様々だとは思うけど、少しひねくれて釘はいないかと疑問になる。
それを圧倒的な明るいトーンで描いているので逆に違和感が残らないような不思議さ。
おかしいのはおかしいしわかっているけど、それでいいよと呆れてしまうような部分もある。
完全に楽しむべき作品であるしその中でメッセージを伝えているのは優れているとも思う。
ジョン・アーヴィングの作品ということで初めてだし期待していたが想像とは大きくかけ離れていた。
主人公が誰なのか最後の方までよくわからない作品だった。
とっても面白かったのが様々な言葉。
ふざけているのかふざけていなのかわからないが、原作に忠実なのか訳し方の問題なのかは知らないけど面白かった。
時に、これは本当かなと思ってしまう表現が出てくるけど実際にその時代に使われていたりするから面白い。
サイをレイプするより大変だ。とか心から革命的なお悔やみを申し上げます。とか、真剣に、軽く、言い放つところが非常に面白かった。
最初から熊が出てくるし、よくわからないことばかり。
最初から最後までどこまでも滑稽だった。
悲惨なストーリーが多いのだけど決して存在感は強くないし暗くない。
あくまでもお話の一部ですという感じに。
起承転結のどこかの部分が大きく偏って繰り返されている。
ノンストップのコメディといったような感じだ。
そして、愛の形がひねくれている。
ゲイ、黒人、社会主義者等センシティブなことにもあっけらかんに対応しているというか明るいトーンを貫いている。
今思ったが、比較的まともと表現される人は決してまともなわけではない。
よくここまで個性豊かな設定を持って物語を貫いたと思う。
バランスが絶妙だ。
これを文章で読んだ時に自分が楽しめるかどうかわからないし自信はない。
ギャツビーなどを含めて非常にアメリカらしい作品だ。
アメリカと夢。
確かに何が夢かなんてはっきりわからない。
それを実現させてしまうこと。
思いもしていなかったのに起こってしまうこと。
夢の力。