小樽、ラーメン横丁
小樽。
昔北海道に来た時は寄らなかったので今回訪れることができてよかった。
運河のイメージしかないが運河がどんなものかも正確にはイメージを持てなかった。
鈍行で行くと札幌からもそれなりに時間がかかった。
途中海が見えてきてから楽しくなってきた。
駅は非常に小さい。
びっくりするほどでもないが、こんなものかと思う。
まずは古い線路の跡を見る。
それから旧日銀小樽支店へ。
ここは最高に面白かった。
朝早く行ったためか人も少なかった。
建物自体はそれほど大きくないのだが資料が充実しておりそれぞれが面白い。
わかりやすいから面白いのだ。
料金は無料。
解説してくださる人と立ち話をずっとしていた。
フクロウがたくさんいる銀行。
建物自体も製作者からその素材まで強いこだわりがあることがよくわかる。
一億円を実際に重さで体験してみるコーナー。
偽造防止がどのように行われているか。
映像による説明と紹介。
金庫の壁の厚さを目の前で見る。
もともと使われていた建物がそのまま保存されている。
お金に関する知識もかなり得ることができるし誰でもわかるくらい展示や説明がうまい。
日銀本店にも行ってみようと思った。
小樽は日帰り観光客が多くて大変だと老人の方が教えてくれた。
良い、素敵な観光資源はたくさんあるのだけど止まってお金を消費してくれる人は少ないと。
いろんな授業や勉強で習ったままの言葉を直接聞くと感慨深いというかどうにかならないものかなあと思う。
それでも充分立派だし人が来ることが必ずしも良いとは限らないが。
この銀行以外にほ他の銀行がたくさんある。
それぞれ説明もあるのでわかりやすいし建物を見るのが好きな人はたまらないだろう。
昔の小樽は本当に進んでいた。
だからこそ今その跡を見ることができる。
その当時に小樽にいたとしたら凄かっただろう。
海鮮丼、いろんな食べ物の食べられる食堂、お菓子屋さん、オルゴール、ガラス、ビール。
観光資源が多いし観光資源しかないかもしれない。
お店もそれぞれが大きい。
倉庫を利用しているものも多く店舗自体の設計も魅力的だ。
帰るときには街自体が観光資源、テーマパークのような気もしてきた。
バンクーバーにある蒸気時計の設計者が作った蒸気時計もあった気がする。
懐かしかった。
オルゴールも、もともとはお金持ちや余裕のある人の高価な楽しみだったのですね。
そして、小樽で最も驚いたことが外国人観光客の多さ。
アジア系が最も多かったけど、ヨーロッパ系も見た。
これまでにこれほど多くの外国人観光客を、日本のある一箇所で見たことはない。
東京でも全く見たことはなかった。
毎日テレビで、北海道は台湾からの観光客が多いと言っていたもののそんなに現実味はなかった。
けどこの日を境にそれをしっかり理解したしこれはすごいなと感心した。
かつても日本人はこんな風にして海外を歩き回っていたのかと。
日本人の方が少ない場所もあった。
マナーや安全性、色々と考えなくてはならないし事前に手を打つことの大切さがわかった。