Carpe Diem

Think good thought.

信じること、誇り、深さ

 

 テーマ自体深すぎる。深さについて書くのは容易ではない。けど書かなければいけないことは自分でわかっている。自分の考え方について書くのだから。いろいろ文章を書いている。アイデアが止まらないからといったら聞こえはいいかもしれない。けど、よく言われているようにある種類の人は書かずにはいられないのだ。ある種類の人だけではなくてそういう傾向は誰にでもあるとき訪れるのかもしれない。書く期間、文章の種類、長さなんて人それぞれに決まっているが。いろんな考えは自分の中にある。それは本当に複雑だ。自分のことを振り返ってみても、今見つめ直しても複雑であることは簡単に分かるはずだ。信じ方一つで変わるものではあるけど。いろいろ書いてきたけど、大事なものから書いていかなければならない気もする。人はいろんなものを、いろんな刺激として自分を動かしていく。もう少し寝たいときは今日は休みだと考えるし、自分にいかに責任がないかを確認していく。やる気が起きない時には明日死ぬかもしれないと考えて少しおびえて動き出すかもしれない。けど、毎日とはその積み重ねのようなもので、考え方も極端なものを常に抱え込みながら、妥協しつつ時に真剣に向き合いながら生きているのではないだろうか。そんなこと当たり前かもしれないが、他人のことなんてわからないということも当たり前のことなのだ。矛盾することを抱え込むことは矛盾することではないと思う。それはある種の正当な方法であるだろうし、多くの環境に当てはめられる。そして実際そのようにして生きているはずだ。自分で考えてみても、他人のことを思って見ても、他人からそう捉えられていても、矛盾していることは多い。考えていることが完全に対担っていることもあれば、自分の都合の良いように勝ちやすい意見や材料と負けやすいものを向かい合わせていることもあるだろう。自分の都合のいいように考えることは当たり前だと思う。そしてそれが全てだとも思う。他人や他者がかかわらない限りでは。と言ったら楽なのだが、できるだけ周りに迷惑をかけないという希望を込めてという感じで。

 プライドも大切だとこの前思った。思い出したというような感じで。誇りがないといけない、あった方が良い。誇りが全てを物語っている気もする。そしてそれはやはり個人的なものだ。自分が夜眠るとき、目を閉じて自分がやったことに誇りを持てるか、なんて言葉がよく本に書いてある。けど、それを毎日続けてみるとわかるけど人によってはそう感じることは決して多くないと思う。誇りに持てないことをするよりは、持てることをしたほうがいいかなあと思った。あくまでも個人的な話。大事なものは世の中で、色々と形を変えて繰り返し表現されていると思う。

 誇りとは違うのだけど、信じることも似ていると感じる。誇りを持てるか、信じることがえ切るだろうか。けどこの言葉はより他者や外に向けて使われているような気がする。そしてとっても脆いイメージがある。まるで破られるべくして結ばれた約束のように。怖いものを見たくなるような気持ちがあるように、それを信じつつどこかで破られるのを楽しみに待っているような。逆に言えば、確実なものに対して人は信じるという音葉は使わないかもしれない。これまで疑ったこともなかったし、そのようなルールが世間ではあったのかもしれないが。誰が否定しても自分には見える道(なんていうと危ないようにも聞こえるが)。少ない希望、確率にかけたい。どんな逆境でも進んで行こうと思える。そんな時に信じるという言葉を使うのではないか。なんというか少し諦めのようなものをこの言葉は含んでいる気がする。気高くもあり愚かなような。この考えが正しいとなると、世界中の人が信じているあのことも、裏切られて当然というかくだらないことも考えてしまうわけだが。けど、自分も何かを信じるようになってきた。これまでよりもいろんなものが不確かになってきたということかもしれない。

 そして深み。ある種の人間は深みが欠けている。これは本当にそうだと思った。信じられないものに満足するし、喜びや悲しみを感じる。あくまで個人的なもので人と比較して楽しんだり悲しんだり、ましてや蔑むべきではないのもわかっているけど、驚くべきほど深みがない人間はいる。恐ろしいほど不快がある人間がいるのと同じくらい。深みというのは誇りや信じることと似ている気がする。そしてとても個人的なもの。人に話されるべきではないかもしれないし少なくともその必要性はないだろう。けど、個人にとってはこの上なく大切なもの。細かいこと、大きなことに対して、自分の問題意識に対してどれだけ正面から向き合ったか。本当に他人は関係ない。けど、この深みというのは人には蔦ある。自分の深みというものは自分には分かるはずだ。そして、それがその人の、自分の全てを物語っていると思う。