Carpe Diem

Think good thought.

Vulnerability

 

 Vulnerability, 傷つきやすいこと。それだけが意味ではないがこれは大切な言葉だと思う。正面から来るもの、感情であったり人間の生々しい部分を見ることは実は簡単なことではないと思う。そして、そこに自分をさらすことも簡単ではない。その境にこそ、人は魅力を感じるのではないか。怖いもの見たさと言えるかもしれない。自分が出来ない分人のも見てみたり聞いてみたり。如何に自分をVulnerabilityにさらしているかと言ったら語弊があるかもしれないがとにかくこれは誰に取っても大切なもの。その局面を自ら作り出したり、そのことを強く認識した上で生きている人も多い。無意識に感じている場合もあるが、アーティストやクリエーターなんかは積極的にそこに関わっているとも言えるし、実際そうしていると言っていた人がいた。人生はとても個人的なものであると思う。Life is personal.だからこそ、そのVulnerabilityというものに惹かれるし、そこから生まれる経験、個人的なものが生き方に大きく関わっていく。それが多くの人の共感や反感、希望や絶望を生み出す一つのきっかけであると思う。

 ある人は、その経験を自分で消化していく。それは誰もが通る道とも言えるが。それがうまくいく人もいるし、失敗してしまう人もいる。人に相談して乗り越えていったり、自分の中だけでだんだん処理できるようになってくる場合もある。ある人はそのことを大人になると表現するかもしれない。徹底的に自分を危険にさらさないように生きる人もいる。コンフォートゾーンにとどまり続けると表現しても良いし単なる臆病者かもしれない。本人からしたら自衛の最大の手段かもしれないし、当たり前のことで、それこそが自分の生き方を最大化させる安定のための手段になっているかもしれない。はたまた、自分を徹底的にリスクにさらす人もいる。それ自体を楽しんだり、それでうまくいかなくてもそれを失敗と感じないような人たちがある一定数存在する。怖いながらも、Vulnerabilityを認識して少しずつ挑戦したりする場合もある。そして芸術や文学などの形に消化したり表現していく人もいる。

 脆い部分、生々しい部分、弱い心、人間らしさ。いろんな表現が出来る。そこは人の心が大きく動く場所。そして誰もがその経験をしてきたし、今もし続けている。そこをうまく表現できるか。もちろんしなくても良い。けど、することで多くの人を救えるかもしれないし、傷つけるかもしれない。Vulnerability。とっても本質的で、目を背けたいけどその人を知る最善の近道かもしれない。