朝七時に酸ヶ湯温泉へ。
規模が少し大きいなと感じた。
天気がとても良く朝のひんやりとした空気が気持ちよい。
千人風呂に関してはもっと広いと思っていたが意外と小さかった。
白く濁った湯。
朝もやのように、表面から湯気が常に上がっている。
光がたくさん取り入れられているので、その光景が実に美しい。
最高の朝を迎えることが出来る。
少し神秘的と言えるかもしれない。
滝湯にうたれながら時間を過ごす。
この温泉の凄いと思うところはそのお湯。
時折目や口にそのお湯が入ってしまうのだが、味がもの凄い。
そして目は痛くなる。
肌も耐えられなくなるときがあるかもしれない。
そのくらい強いものなんだと五感を持って認識した。
温泉からでて気づいたのだが指輪が真茶色になっていた。
他の温泉に入ったりしてその後輝きを取り戻しつつあるが、こんな色になったのは初めて。
その後八甲田のロープウェイへ。
これまでに乗ったものの中では最も大きくて距離も長かった。
そして、運行時間が秒単位で異常な程に正確だった。
登ってから見える景色は抜群。
ゴードラインを一時間程歩いた。
ノルウェイの森のロケ地のようなイメージを持った。
青空も映えていた。
湿地、緑の山、雲、青空、何ともいえないような統一感。
自然の美しさがそこにあった。
頂上の冷えた空気と太陽の温かさ。
空が目の前にあって距離が近い。
雲の上と言うか空の上にいるような気分になった。
またここに来たいと思う。
観光はいろんな階層や階級の人が集まるいい機会だと良くいうが実にその通りであった。
コースを回るために登山の格好をしている人もいればヒールで薄着の方もいて驚いた。
帰りには陸奥湾の形もしっかりと目にすることが出来た。
そのまま奥入瀬渓流へ。
7.7キロ程を3時間弱歩く。
地形が非常に面白い。
道と渓流が何度も交差する。
道路わきを歩くこともあり自動車と接触しそうで危ない。
来るまでも、自転車でも、徒歩でも回れる渓流というのは実に面白い。
途中大雨と雷で人はほとんどいなくなり、洪水で溢れる河のようにもなったが緑の深さと美しさは十分。
滝もいくつかある。
岩戸木とのバランスが不思議であまり見たことがない植生と言うか景色。
命の息吹も至るとこで感じた。
例えば新芽やコケから。
十和田湖も見る場所によって景色が異なる。
水がきれい。
それから三大秘湯と呼ばれている谷地温泉へ。
多くの人が止まっていた。
下の湯と上の湯。
温度も色も違う。
ナチュラルな温泉で木との調和が良かった。
水もとても美味しかった。